Lotus Notes/Domino を使用するには、ユーザー毎にIDファイルが必要です。
IDファイルを管理者が一括管理するのは大変ですよね?
Domino8.5には ID ファイルの管理を自動的に行う「ID Vault(ID ボールト)」が追加されました。
Domino サーバーに設定するだけで、サーバーが IDファイルを自動的に管理してくれる機能です。
これは便利な機能です。
仕組みとしてはユーザーが Notes にログインし、Domino サーバーに接続すると、
IDファイルが ID Vault DB にアップロードされます。
パスワードの変更、認証の更新による IDファイルの変更時も、自動的に ID Vault DB 上の ID ファイルが更新されます。
パスワードが分からなくなった場合、下記の方法でパスワードを再設定できます。
1.Domino Adminを起動します。
2.サーバーに接続後、[ユーザーとグループ]タブにクリックします。
3.[Dominoディレクトリ] - [XXX's Directory] - [ユーザー]をクリックします。
4.対象のユーザーをクリックします。
5.右側のリストにある[ID ボールド] - [ボールドからIDを抽出]をクリックします。
6.パスワードを再設定し、IDファイルを任意の場所に保存します。
7.保存したIDでNotesが使用できるか確認します。
これは、IDファイルが壊れた場合でも有効です。
notes.iniのパラメータでソフトロックを回避することができます。
notes.iniに下記を追加
EDIT_NO_SOFT_LOCKS=1
ただし、ソフトロック解除してしまうと、当然文書を編集・保存してしまうと
競合文書が発生する可能性が増えますのでご注意ください。
文書ロックとソフトロックの違いについて
http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21464483
編集モードになっている文書をメッセージを表示させずに保存する方法は、
Saveメソッドを使用します。
ポイントは、NotesUIDocumentのCloseメソッドは
スクリプトのどの場所に記述しても、一番最後に処理がなされます。
その為、Closeの前に必ずSaveメソッドを記述する必要があります。
<サンプル>
Sub Click(Source As Button)
Dim workspace As New NotesUIWorkspace
Dim uidoc As NotesUIDocument
Dim doc As NotesDocument
Set uidoc = workspace.CurrentDocument
Set doc = uidoc.Document
doc.フィールド名(0) = "XXX"
Call doc.save(True, True)
Call uidoc.Refresh
Call uidoc.save
Call uidoc.close
End Sub
NotesDB修正し、テストをしていると下記のエラーが発生。
Lotus Notes:エラー:ビューが壊れました。再構築してください。([SHIFT] +[F9] またはUPDALL -rを実行)
問題があるDBでShift+[F9]をするがうまくいかない。
Updallを実行したがうまくいかない。
load updall xxxx.nsf -X
load updall xxxx.nsf -R
load updall xxxx.nsf -C
サーバーを再起動し、再度を確認するがうまくいかない。
DominoAdministratorでサーバーに接続し、ファイルタブで問題のあるDBを選択し、
ビュー管理で状況を確認。なんと7Gもファイルサイズがあった。
一旦、ビュー管理から問題のあるビューの削除し、再度ビューを開く。
再構築が走り、完了するまで待機。
その後、アクセスすると正常に開けた。
よかった。
ロック、ロック解除の機能を使用するには、NotesDBのプロパティを開いて
文書のロックを許可する必要があります。
設定変更後、ACLを開き、詳細タブを選択します。
その後、システム管理サーバーをなしからサーバーに選択し、使用しているサーバーに変更してください。
変更後、ビューから文書を選択し、アクションでロック解除、文書のロックをすることができます。